社会人のコミュニケーションとしてのワイン入門

2023年2月26日

ワインは良いコミュニケーションツール

会社に入ってすぐに気が付いたことの一つとして、「企業のお偉いさんたちは何故かワイン好きが多い」ということである。特に幹部層は皆さんワインが大好きだ。語りだすと止まらない人も多い。

そういう人たちからお誘いを受けてワインを楽しむ度に「もっとワイン詳しくなりたいなー」と思っていたので、とりあえず最低限の知識を得るために勉強をしてみることにした。

とはいっても、ワインをほとんど知らない人にとって見ると、ワインを勉強するというのは非常にハードルが高い。

私もワインの勉強を始めたころはワインの知識なんてものは、「フランスが有名」「赤と白がある」ぐらいのものであったが、会社に入ってワインの知識は使える!と感じてすぐに本格的に勉強を開始したというわけだ。なんとも浅ましいきっかけである・・・

ワインは多少知らないぐらいの方が良い

本気でワインの勉強をしてワインエキスパート試験を取得しようと考えたこともあったが、会社のお偉いさんやお客さんとのコミュニケーションを取るためのツールとして考えると、正直深い知識はいらない。

あまり詳しすぎると、ウンチクを垂れ流して場の空気を悪くしたりしかねないですからね。あくまでも、円滑なコミュニケーションツールとしての最低限のワイン知識というわけだ。

相手側も、ある程度若手にワインを教えるという楽しみがあるわけなので、「そうなんですか!すごいですね!へぇ~!さすがです!もっと教えてください!」とお付き合いすることがコツなのである。

そうはいっても、まったくゼロ知識で右も左も分からない状態だと、今度は「君、そんなことも分からないのか!」と機嫌を損ねられかねない。というわけでワインを勉強する場合は、そこそこの知識とマナーを知っていますぐらいの塩梅が丁度良いのである。

もちろん、知らないふりというか謙虚な振りができるのであれば、知識はあるに越したことはないので、ハマってしまえばとことんハマれば良いと思う。

まずは定番品種から

ワインを構成する要素で一番重要なのはブドウ。なのでまずは基本的なブドウ品種を知ることからスタートする。

白ワインであれば、「シャルドネ」「リースリング」「ソーヴィニョン・ブラン」
赤ワインであれば「カベルネ・ソーヴィニヨン」「シラー(ズ)」「ピノ・ノワール」
などブドウの品種だけでもさまざまである。

これらのブドウから作られたワインを飲みながら覚えていくのが一番手っ取り早い。

最低限の有名品種さえ押さえておけば、お偉いさんから「どんなワインが好きなのか?」と聞かれたときに、「そうですね・・・あまり詳しくはないですが白はシャルドネが好きですね」といった具合に回答できる。

より詳しくなってくると、「オーストラリアのシャルドネが好きで~」とか「樽感の軽く効いたカリフォルニアのシャルドネが~」とか、「やっぱりシャブリです~」とかそういった感じに回答できるようになる。

この程度の解答ができるようになるまで3か月もかからないだろう。

入門にオススメの書籍

ワインをほとんど知らない状態の人に薦めている書籍が「ワイン一年生」だ。

ワインを勉強したいです!という後輩たちにも軒並みこちらの書籍を紹介している。半分漫画形式というのもあって非常にとっつきやすい。

著:小久保尊, イラスト:山田コロ
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何を隠そう、私も大学時代にワイン好きな教授からお勧めされて購入した書籍で、これが私のワイン勉強の最初の1冊であった。ここに記載されている内容を抑えておけば最低限の知識としては問題ないだろう。

あと忘れてはいけないのが、知識だけでなくワインの楽しみ方。

個人的にはあまり気にしなくてもいいとも思ってはいるが、最低限のマナーは知っておくべきだと思う。最低限のワインの味わい方は先述の「ワイン一年生」に記載されているが、より本格的なテイスティングを知りたい場合は、「ワインテイスティングの基礎知識」という書籍をお勧めしている。

読み手:久保將
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さあ、会社の人とワインを飲みに行こう!

さあ、あとはワイン好きの会社の人とワインを飲みに行くだけだ!

会社によってはワイン好きな人たちが定期的にワイン会などを催していると思うので、そういうものに積極瀬的に参加してみるのも悪くない。

最低限の知識とマナーを身に着けたあなたは、企業人としては最高の接待役になれるはず。

あとは、飲みすぎと失言だけ注意しよう・・・

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