カンタス航空でシドニーからブリスベンへ
初ブリスベンへ!
オーストラリアに来て初めての国内出張が入った。行き先はブリスベン。シドニーから飛行機でおおよそ 1.5 時間の距離だ。
イメージとしては東京から札幌といったところなので比較的近い。
シドニーからブリスベンへはカンタス航空、ジェットスター、Virgin Australia、REX などの航空会社が就航している激戦路線であるが、JALの上級会員であるJGCを保有している私としては JAL と同じワンワールドに所属しているカンタス航空を利用してのフライトを選択。午前10:35発のカンタス516便 (QF516) に決定した。
REX などの LCC に比べたら多少高いけれども、定時就航率などを考慮するとビジネス用途ではカンタス1択となるのがオーストラリアの国内線事情のようだ。
ちなみに、スターアライアンス所属の航空会社はオーストラリア国内線には無いとのとこなので、ANAの上級会員を持っていても活かせないのがオーストラリアの悲しいところだ。
シドニー空港の国内線ターミナル
今回は鉄道を使ってシドニー空港へ向かう。Centeral 駅からT8線に乗りシドニー空港へ向かう。
シドニー空港は大きく国際線ターミナルと国内線ターミナルに分かれており、それぞれ鉄道の駅が違うため降り間違いをしないように注意しないといけない。
国内線ターミナル駅(Domestic)到着後は駅を抜けてエスカレーターを上がるとターミナルの分岐点がある。
カンタス航空は向かって右側の第三ターミナル (Terminal 3)、Virgin Australia や REX などのその他の航空会社は向かって左側の第二ターミナル (Terminal 2) となる。
今回はカンタス航空を利用するので右側へ向かう。
保安検査場にチケットチェックが無い!?
カンタス航空のターミナルに到着したら保安検査場へ向かう。
預け入れ荷物がある場合はKIOSK端末にチケットをかざして荷物用のタグを発行し、自動手荷物預け入れ機で預ける必要があるが、今回は全てキャリーオンなのでそのまま保安検査の列へ並ぶ。
日本の国内線の場合、まずチケットを機械にかざして、OKが出てから保安検査という流れであるが、シドニー空港の国内線では搭乗口までチケットチェックは無い。
そのため、見送りに来た人や遊びに来た人も保安検査さえクリアすれば制限エリアに入ることが可能だ。
なお、保安検査場の列に優先レーンも存在するがチケットコントロールが無いのであってないような状況となっている。
カンタス航空のラウンジへ
制限エリアに入ったらカンタス航空のラウンジへ向かう。
カンタス航空の国内線には2種類のラウンジがあるようだ。
1つ目は「カンタスビジネスラウンジ」
こちらは、ビジネスクラス利用の方やワンワールドエメラルド会員が利用できるラウンジだ。
JALの場合であればダイヤモンド会員や JGC Premire 会員であれば利用可能となる。
私は、平のJGC会員であるので、もう一つの「カンタスクラブ (Qantas Club)」 を利用可能である。
Qantas Club でもハイクオリティ!
Qantas Club に到着すると受付に航空券のQRコードをかざす。スマホの航空券にはステータスの表示が全く無いので断られたらどうしようとちょっと不安であったが全然そんなことはなく普通に通過できた。
受付を超えてびっくり。国内線の通常のラウンジであれば、まぁ、ちょっとしたおつまみとビールやワインがある程度かな?と思っていたのだが、カンタスクラブには美味しそうな食事がずらりと並ぶ。
朝の時間帯は朝食メニューとなるようで、サラダやフルーツ、ホットサンドなどがいただける。
バーカウンターにはバリスタが常駐し、一人ひとりのオーダーに合わせてコーヒーを淹れてくれる。
私はサラダとホットサンドを作り、バーカウンターでカプチーノをオーダーした。
ちなみに、アルコールの提供はお昼からのようで朝はやっていないみたいである。
カンタスクラブにはシャワー室も備わっていたりなど国内線の通常ラウンジとは思えないほどのクオリティであった。
カンタスクラブですらこのクオリティなのであれば一体ビジネスラウンジはどのクオリティなのか・・・ちょっと興味が湧く。
ブリスベンへ向けて出発
カンタスクラブでゆっくり朝食をいただき、仕事をいくつかこなすと、すぐに搭乗時間だ。
ゲートへ歩いて出かけると Economy の列と Business の列に分かれている状況だ。ワンワールドサファイアメンバーは Business の列より搭乗することが可能なのでスムーズに搭乗できる。
実際は20分ほど遅れての出発となったが、まぁ、これはオーストラリアクオリティだと諦めるしか無い。
早めの飛行機を取っていて良かった。
航空機の中ではスナックと飲み物が配られる。
日本の国内線エコノミークラスではスナックは無いのでカンタス航空はさすがのサービスレベルだと言える。スナックもチョコレートが美味しくコーヒーにピッタリであった。
1時間半ほどの旅程でまもなくブリスベンに到着。
今回は到着後にすぐに降りられるように前よりのシートを確保したのだが・・・どうもおかしい。
ふと、振り返ってみると、なんと、飛行機前方だけでなく後方の扉からも降機が可能となっている。
こんな運用、日本ではなかなか見ないぞ・・・恐るべし、オーストラリア。
結局、一番うしろの方が空いているし早く降りられるしでベストチョイスだったか・・・次回ブリスベンに来る際には後ろの方の席を確保してみようと思う。
ブリスベン空港に到着後は電車で Centeral へ向かう。
シドニーのある NSW州では Opal カードというプリペイド式の IC カードを使って電車に乗車していたが、このカードはブリスベンのある QLD 州では利用できない。
QLD 州ではまた別のカードが必要となるのだが、最近は VISA タッチで乗車ができるようにトライアル施行中のようだ。
https://translink.com.au/about-translink/projects-and-initiatives/smart-ticketing
各州毎に別の IC カードを作るのば馬鹿らしいので今回はVISAタッチによる Smart Ticket を試すことに。
結果的に全く問題なく乗車&降車することができ、無事にホテルに到着することができた。
近年、日本でも、VISAタッチなどによる支払いについて議論がなされているが、外国人観光客からすると手持ちのカードで気軽に鉄道に乗れるというのは非常に便利なので是非とも実装してほしいものである。