JAL51便でシドニー赴任旅
赴任は突然に・・・
2023年4月よりオーストラリアはシドニーへの赴任となった。
オーストラリアへの話を受けたのは昨年末のことであったので心の準備をする時間はあったのだが、ちょうど子供が生まれるタイミングと重なったためバタバタな準備となってしまった。
海外赴任は結婚したり家を買ったりといった人生のイベントと重なりがちであるという噂は本当であった。ちなみに私と時を同じくして赴任した方は家を購入した1ヶ月後に赴任の連絡が来たらしい。
やはり会社としては辞めづらい人や長く勤めてくれそうな人を優先的に海外に送り出すのだろうか・・・
脳内にはユニコーンの「大迷惑」が流れ始める。
初の片道切符とJAL赴任プラン
通常の海外出張では往復で航空券を手配する。往復の方が片道よりも断然安くなることは常識だ。
海外旅行で片道切符を手配するのは自身初である。学生時代に留学した際には短期だったこともあり、変更可能なチケットを往復で手配していた。
会社の規定もあり航空券の手配についてはANAかJALどちらかで手配すればOKであるが、私が検索したタイミングではANAの片道運賃が 40 万超えという高額な運賃しか出てこなかったので、より安価な JAL 便を選択。運賃は 15 万円程度での渡航となった。
ちなみに、それから半月ほど後に再度チェックしたらANAでも同じくらいの金額の片道切符が出ていたので、あまり早く取りすぎるのは良くないのかもしれない。
JALを使って片道航空券を購入すると「JAL赴任プラン」という海外赴任サポートプランを申し込むことができるようだ。
■ご出発の際のおトクで便利な特典が「ポイント」に応じてご利用になれます。
- ご赴任前のこだわりグルメ
- 予防接種証明書・母子手帳・診断書英訳サービス
- らくらく快適お迎えサービス
- ホテル前泊サービス
- 空港宅配サービス
- 追加超過手荷物無料サービス
- JALクーポン
このようなサービスを受けることができる。
ANAも似たようなサービスがあり、ANA海外赴任サービス(赴任コンポ)という名前になっている。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/merit/afs/
幅広いサービスを点数に応じて無料で享受できるため非常に良さそうである。特に家族を伴って海外赴任をする際には利用価値が高そうだ。
私の場合は単身での赴任であり、航空便を使っての引越し費用や前泊費用などは全て会社持ちであるし、家から羽田空港も友人に車で送ってもらったので利用はしなかった。
手荷物についてもJGCやSFCといった航空会社の上級会員を保持しているので3つまで預け入れ可能であり十分と判断した。(というかそれ以上は手で持っていけない・・・)
羽田空港第三ターミナル(国際線)は激混み!
出発の当日。友人が迎えに来てくれたので彼の車で羽田空港まで向かう。
羽田空港の駐車場に駐車し、まずは、JALのカウンターへ向かい搭乗手続きと手荷物の預け入れを実施。
エコノミーのカウンターはかなり混んでいたがグローバルクラブ、ビジネスクラスのカウンターはガラガラであった。
座席はエコノミークラス最全席窓際を取っていたが念のため隣がいるかどうかを確認したところ、隣はいないとのことなのでそのままチケットを出してもらった。
保安検査場が長蛇の列になっていることに加え、上級会員専用の保安検査場もコロナの影響でクローズしているということだったので、絶望しかけたのだが、顔認証の「Face Express」を利用すれば長い列に並ばなくて済むらしい。カウンターで顔を登録すれば使えるとのことなのでその場で登録。なお、この Face Express は ANA と JAL 便を利用した場合しか使えないとのことだ。
手荷物のドロップが終わったらぶらぶらと最近羽田空港国際線にできた羽田エアポートガーデンを歩いて回る。
お!温泉あんじゃん!と思ったけど入浴料 4800 円って高っか!
お土産物などを物色したがあまりピンと来なかったので友人と分かれてとっとと制限エリア内のラウンジに向かうことにした。
免税店で予約済み商品をGET!
Face Express のお陰で大混雑保安検査場を回避し、それでも15分くらいかけて出国審査を抜ける。
久しぶりの羽田空港第三ターミナルだ。
まずは免税店を覗く。
最近は事前に免税店の事前予約サービスがある。
羽田にはJALの免税店、ANAの免税店、TIATの免税店の3種類があり、それぞれの免税店で取り扱っている商品が違ったりするのでそれぞれ比べてみると面白い。
JAL免税店:https://www.jaldfs.co.jp/shop/default.aspx
ANA免税店:https://www.anadf.com/promo/yoyaku/
TIAT免税店:https://duty-free-japan.jp/haneda/jp/
もちろん、乗る航空会社によらずにこれらの免税店は利用可能である。
海外出張時には日本の免税店で買い物をすることは少ないのだけど、今回は長期海外へ赴任するというのと、赴任先のオーストラリアは日本に比べて物価が高いということもあるので、免税店ではウイスキーを予約した。
ANAの免税店で1本、JALの免税店で1本だ。
なお、TIATとANAの免税店は出国審査を抜けて右側、JALの免税店は左側なので両方予約している人は結構歩かないといけないのが辛いところだ。
まずはキャセイラウンジへ
免税店巡りが終わったらラウンジでゆっくりとしよう。
JALの上級会員(JGC)を持っていると羽田空港第三ターミナルでは、同じワンワールドメンバーのキャセイ・パシフィック航空のラウンジと、JALのサクララウンジを利用することができる。
キャセイ・パシフィックのラウンジは羽田のキャセイ便が出る時間である 17:00 までしか営業していないので注意が必要だ。
私が向かったのが16時過ぎであり、ほぼ、客が居ない状態であった。
ラウンジの入口でJALの搭乗券を見せて入場する。
羽田のキャセイラウンジといえばやっぱり担々麺とフレンチトーストだろう。
ヌードルバーの方でオーダー。2~3分程度で到着。ビールとともにいただく。
うん!やっぱりキャセイの食事は美味しいね!
サクララウンジへ移動
キャセイで軽く食事を済ませたらサクララウンジへ移動。
このラウンジは2023年の3月にリニューアルオープンをしたばかりでかなりキレイだ。
まずはカウンターでシャワールームを確認する。時間が早いおかげかシャワールームは空いていた。
早速、シャワーをいただく。
シャワー後はビールと共にJALラウンジの目玉、ゴロゴロビーフカレー!
これを食べるためにJALに乗ると言っても過言ではない。しばらくは日本カレーは食べられないだろうと最後の日本食に舌鼓を打つ。
さらにはスパークリングワインとパスタやサラダなどをいただき大満足の状態で搭乗時間を迎える。
いよいよ搭乗!さよなら日本!
搭乗時刻近くになって遅延のアナウンス。しばしラウンジで待った後に搭乗口へ。搭乗口に行った際にはすでに搭乗は完了している状態。いそいそと自分の座席へ向かう。
搭乗率は高くなくかなり空席が目立つ。私が確保したエコノミークラス最前列は殆どガラガラ状態。
しばらくするとドアクーロズ。滑走路が混んでいるのか離陸までは20分ほどかかってしまったが無事に離陸。水平飛行に移った後、しばらくして機内食が配膳される
ワインを頂きながら機内食を摘もう。
爆睡してたらすぐに到着
機内食が終わると流石に酔っ払ったのかウトウト・・・ウトウト・・・
と、かなり寝てしまい気がついたら既に飛行機はオーストラリア領内へ・・・
さらにもう一眠りしようとウトウトしていたら・・・到着前のミールみ全く気が付かずにシドニーに到着していました。
深夜便で時差が殆どないので完全に爆睡してしまった・・・
さて、後は入国審査だ。
入国審査といっても日本のパスポートホルダーはスマートゲートが使えるのでキオスク端末でパスポートをかざして必要事項を入力すれば、そのままスマートゲートの列に並ぶだけだ。
スマートゲートであればすぐに入国審査を通過可能。今回は就労ビザで来ているわけだけど、一切ビザチェックなどされずに入国できた。オーストラリアのデジタル化はここまで進んでいるんだなと実感。
さて、月曜日から仕事頑張るぞ!