オーストラリア引越し手続きの備忘録
業者の手配と見積もり
海外引越となるので海外引越可能な業者を手配する必要がある。「日本通運」や「引越のサカイ」や「クロネコヤマト」などが世界各地への引越しを支援してくれる。
自分が所属する会社の場合は引越し業者リストの中から好きな業者を選んで良いとのことだったのでクロネコヤマトで引越しを手配することとした。
クロネコヤマトへ海外引越の依頼をするとすぐに電話が掛かってきたので赴任先と時期と荷物の量について口頭で伝えた。
基本的には業者が事前に訪問して荷物量を見ての見積もりとなるが、私の場合はオーストラリア シドニーへの単身の引越であり、荷物はそれほど多くはないので、事前訪問は無しにして、とりあえずダンボール箱を10箱手配をした。
配送は船便と航空便を選択することができる。量が多い場合は予算の都合などで船便を利用することもあるようだが、現在はコロナの影響もあり船便到着まで3ヶ月~半年かかる場合もあるようだ。
私は量も少ないので全量航空便とした。見積もり金額は40万円~50万円程である。
梱包と配送
梱包に関しては基本的には業者がやってくれるのだが、私は自分の荷物が分からなくならないようにすべて自分でダンボール詰めをした。
現地で楽しみたいゴルフ用品や釣り用品などのスポーツ用品とオーストラリアでは手に入りにくいと聞いていた調理器具等を中心に詰め込んだのだが、結果的にダンボール6箱となった。
配送予定日当日はおおよその時間帯は教えてくれるものの、他の作業との兼ね合いで時間指定ができないとのことで終日在宅勤務。夕方頃に荷物を引き取りに来た。
海外引越しの場合、特に航空便を使った引越の場合は、ダンボールの中身を全て業者がチェックをすることとなっているので、ガムテープで蓋を塞いではいけない。
この点は私も聞いていたのでダンボールは開けたままお渡しした。
お渡ししたあとはその場で作業員が全てのダンボールの中身をチェックしチェックリストを作成してくれる。
そして作っていただいたチェックリストのそれぞれの項目に対しておおよそどれくらいの金額の物であるかを記載する。
基本的にはある程度適当で良いようだが、何かあったときの保険金支払いに影響が出るので、現地での再調達価格にしておくのが無難だろう。
これで配送手続きは完了だ。
なお、この段階では現地の住所が決まっている必要はない。私の会社では家探しは基本的に現地に行ってからということになっているので、その旨を業者に伝える。
船便の場合は配送に時間がかかるので、住所が決まる前に事前に配送するらしいのだが、航空便の場合は現地空港に留め置くことが難しいので、現地の住所が決まってから出荷されるようだ。
通関手続き書類
とりあえずこれで荷物の梱包と配送手配が完了した。日本でできることはここまで。
後は住所が決まった後に通関に必要な書類を提出する必要がある。
求められた書類は、
① VISAのコピー
② パスポートのコピー
③ 自身が登場する航空券の eTicket
④ 通関書類 (B534)
の4点である。
①~③については既に持っているものを提出すれば良いので、④ の B534 を書き起こす必要がある。
これが結構面倒。別記事で B534 の書き方についてはコチラを参考に。
現地配送会社からの連絡と配送
現地に到着し無事に家が決まったらその旨を連絡し後は配送を待つだけ。
家が決まってから2週間ぐらいしたタイミングで現地業者からメールにて連絡が来た。
1週間後に通関手続きされ翌日に配送可能となりますとのこと。
住んでいる場所にもよるが、大きな荷物や多量の荷物を運び入れる際には、マンションの管理人(Building Manager) に対して予約を取ることが普通らしい。
配送予定日と配送日時が決まったら、その旨を Building Manager に連絡をする。その際、荷物の量とローダーを使う旨を伝えるとスムーズだ。
すぐに、Buidling Manager より、「Confirmed」とメールが届いた。その旨を現地業者に伝えればOK。
無事に配送されました!
後は配送時間に業者を待つだけである。さすが日本の業者を使っただけはあって梱包も丁寧。運び入れもスムーズであった。
念のため全てのダンボールを開梱して中身のチェックを実施。問題は全くなかった。
ダンボールを引き取りますかと聞かれたが、箱があったほうが何かと便利なので、とりあえずそのままにしておいてもらった。
これにてオーストラリアへの引越は無事に完了したのである。
ちなみに、引越費用については会社に直接請求されるので、実際にいくらであったのかは把握していない。
またわかったら記載したいが、恐らく40万程度だったのではないだろうか。